生成AIの技術は日々進化を遂げており、現在は本物の人間との見分けが難しいほどリアルなバーチャルヒューマンも登場しています。
その中でも話題となっているのが「AIグラビアモデル」です。
そこで今回は、「AIグラビアとは」「AIグラビア生成ツール」「AIグラビアを生成する方法」について詳しく解説していきます。
「AIグラビアに興味がある」「実際に作ってみたい」という人は参考にしてください。
AIグラビアとは
AIグラビアとは、AI(人工知能)によって生成されたグラビア写真を指します。
大量の画像処理を学習させたAIにモデルのポーズや表情など生成したいモデル像を指示することで、まるで実在する人物のようなグラビア写真を作り出せます。
最近では、グラビアカメラマンが作り出した生成AIグラビア写真特集まで組まれるほどです。
AIグラビアの容姿は美しく、仮に実在したらTVでも雑誌でも瞬く間に大活躍できる美女ばかりです。
いくら美女ばかりだと言っても、実在しないAIグラビアにそこまで夢中になる人がいるのか・・・という点ですが、グラビアファンにとってはAIグラビアの方がメリットが大きいこともあります。
一番大きなポイントは、異性スキャンダルが発生しないという点です。
グラビアモデルと交際できる可能性は皆無だとわかってはいても、やはり推しのグラビアモデルに熱愛が発覚したらショックは大きいでしょう。
バーチャルな空間にのみ存在するAIグラビアであれば、こうした熱愛発覚の裏切りから解放され、安心して応援し続けることができるのです。
こうしたAIグラビアは、今後数々の雑誌に登場するのではないかと言われています。
AIグラビア生成ツール
AIグラビアを生成するには、専門的な技術や経験がないと無理というわけではありません。
インターネット上には、初心者でも扱いやすいスマートフォン用のAI画像生成アプリなども公開されています。
その中から自分にあったAIグラビア生成ツールを選んでみるといいでしょう。
AIグラビア生成ツール①SeaArtAI
SeaArtAI(シーアートAI)は、初心者にも使いやすいと評判の画像生成AIです。
日本語でのプロンプト対応、無料プランもありながら、高品質な画像生成力を持ち、さらに操作性にも優れている画像生成AIツールとなっています。
SeaArtAI以外にも高品質な画像生成AIツールはあるのですが、一定のプログラミング知識がないと使いこなせないなど、初心者にはハードルが高いといった声が多く上がっていました。
SeaArtAIは日本語でプロンプト入力ができるほか、基本無料で使用できる魅力があります。
無料とは言え、月30~50枚ほどのAI画像生成が可能ですから、画像生成AIを利用してAIグラビアを作ってみたいという人にピッタリです。
AIグラビア生成ツール②PIXAI.Art
PIXAI.Art(ピクスエイアート)は、2022年にアメリカで公開された画像生成AIツールです。
著作権フリー・商用利用可でありながら、毎日6~7枚前後の画像を無料で生成、保存もできます。
ホームページ自体は日本語に対応しており使いやすいのですが、プロンプトは日本語未対応のため注意が必要です。
ただし、外部のプロンプト共有サイトからの引用でも対応可能ですから、指示がわからない人は利用してみるといいでしょう。
AIグラビア生成ツール③StableDiffusion
StableDiffusion(ステーブルディフュージョン)は、イギリスのスタートアップ企業が公開している画像生成AIツールです。
潜在拡散モデルというアルゴリズムを用いて、高品質なAI画像を生成しています。
無料で使用でき、作成枚数に制限はありませんが、プロンプト入力にコツがいるため、ある程度知識がないと使いこなすことは難しいでしょう。
具体的なプロンプト入力のコツは以下の通りです。
- テキストは英語入力
- 先に入力したプロンプトから優先
- 重要な部分は()と数字で強調
- 単語数は75個以内
- ネガティブプロンプトを活用
AIグラビア生成ツール④SoulGen
Soulgen(ソウルゲン)は、ポーズやシーンなど詳細な条件入力が可能な画像生成AIです。
現実の人物そっくりな画像だけでなく、アニメーション画像の生成にも対応しています。
Soulgenは無料プランがありますが、生成した画像には“透かし”が入ります。
まずは無料プランで使い心地を確かめてから、有料プランに変更するのがおすすめです。
AIグラビア生成ツール⑤Midjourney
Midjourney(ミッドジャーニー)は4つの有料プランが提供されている画像生成AIツールです。
Midjourney最大の特徴は、Disocordを通して画像生成を行うため、高性能なPCがなくてもAIグラビアが作れるという点です。
Disocordアプリが入っていれば、スマートフォンからでも画像生成できます。
“Nijimodel V6”バージョンでは、日本語の文字を画面内に生成することも可能になりました。
AIグラビア生成ツール⑥DALL.E2
DALL.E2(ダリ ツー)は、ChatGPT開発でも有名なOpenAIが手掛けた画像生成AIツールです。
DALL.E2は、非常に高い画像生成能力を持つ画像生成AIという評価を受けています。
実写背景の画像生成に優れており、リアルさを追求した画像生成が可能です。
AIグラビア生成ツール⑦Canva
Canva(キャンバ)は、誰でも無料でプロ並みのデザイン作品が作れるグラフィックデザイン編集ツールですが、中に搭載されている「MojoAI」を使うことで、AIグラビアの生成が可能になっています。
アジア系の美女生成にも対応しており、簡単なプロンプトでいろいろなAIグラビアが作成可能です。
AIグラビアを生成する方法
画像生成AIの使い方について紹介します。
今回は人気の高い2つのツール「StableDiffusion」と「SeaArtAI」について解説していきます。
AIグラビアを生成する方法①StableDiffusion
「StableDiffusion」はいくつかの方法で使用可能ですが、今回はGoogle Colabを利用してGoogle ドライブ上に保存する方法を紹介します。
<Step1.>Google Colabを開いて「ノートブックを開く」をクリック
<Step2.>GitHubタブを選択し、“https://github.com/TheLastBen/fast-stable-diffusion.git”を入力
<Step3.>ノートブックが開いたら以下のセッションの実行ボタンを順番にクリック
①Connect Google Drive
②Install/Update AUTOMATIC1111 repo
③Requirements
④Model Download/Load
⑤ControlNet
⑥Start Stable-Diffusion
表示されたURLを開いて「StableDiffusion」の立ち上げが完了
<Step4.>「Prompt」の欄に有効なプロンプトを英語で入力
<Step5.>画面右にある「Generate」ボタンをクリックして生成
<Step6.>希望する画像にするため、プロンプトとネガティブプロンプトを変更・追加
AIグラビアを生成する方法②SeaArtAI
「SeaArtAI」は基本無料・日本語対応可能、初心者にも使いやすいツールです。
<Step1.>「SeaArtAI」にアクセス
<Step2.>右上の『ログイン』からアカウントを作成
<Step3.>ホーム画面右上のアカウントアイコンをクリック、「設定」→「創作設定」へ進み、「言語」を「日本語」に設定、最後に「セーブ」ボタンを押す
<Step4.>モードを選択する(「Easy mode」・・・初心者向け、「創作」・・・中上級者向け)
<Step5.>「モデル設定」から画像生成に使用するモデルを選択
<Step6.>理想の画像を作るため、プロンプトを入力(プロンプトはスタイルやシーンなど具体的に単語でテキスト指示をする)
<Step7.>右下にある「紙ヒコウキ」ボタンを押すと生成がスタート
<Step8.>「SeaArtAI」は括弧囲みでプロンプトの強調が可能(プロンプトを()で囲むと1.1倍、⦅⦆で囲むと1.21倍)
<Step9.>出来上がった画像はマイページに保存される
AIグラビアに興味関心のある方はMabuhayTechへ
生成AIの技術進化は目覚ましく、様々なシーンで活躍するようになりました。
なかでも注目されているのが「AIグラビア」の存在です。
画像生成AIツールを使って生成するバーチャルヒューマンは、まるで実在する人物のようなモデルを作り出すことができます。
実在するグラビアモデルは、熱愛発覚でファンにショックを与えることもありますが、バーチャルな存在であるAIグラビアはそう言った心配はありません。
AIグラビアの生成は、画像生成AIツールを使えば初心者でも可能です。
日本語でのプロンプトに対応している「SeaArtAI」、高品質なAI画像が生成可能な「StableDiffusion」、スマートフォンにも対応している「Midjourney」など、使用できるAIグラビア生成ツールは複数あります。
AIに指示を出すプロンプトは英語入力が基本ですが、よく使われるプロンプトをまとめたサイトも上がっていますので、参考にしてみるといいでしょう。
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画像生成AIを利用して作られたAIグラビアは、顔やスタイルなどを自分好みに生成できるメリットがあり、AIグラビア写真集は近年人気が急上昇しています。
AIグラビアをはじめとしたAIモデルは、いわゆる“目の保養”といった役割だけでなく、アパレル業界の商品着用モデルとしても使われており、今後ますます活躍の場が広がっていくと予想されます。
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