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人気のオフショア開発国を知りたい!それぞれの特徴や委託先の選び方を解説

 

IT人材に悩む日本では、オフショア開発に期待をかける企業が増えています。

オフショア開発には、「コスト削減」「優秀なIT人材の確保」など、大きなメリットがあります。

そこで今回はオフショア開発として人気の国6選や開発国の選び方について詳しく解説していきます。

オフショア開発を考えているものの、委託先をどこにしようか迷っている人は参考にしてください。

オフショア開発の委託先として人気の国6選

オフショア開発は、ソフトウェアのシステム開発や、スマートフォンのアプリ開発といったIT業務を海外の企業に委託することです。

多くの企業は、企画や設計などは日本国内にある自社で行い、開発やインプリメントは海外企業へ委託するというように、分業化を取り入れています。

現在、日本企業からオフショア開発国として人気があるのは、東南アジア諸国です。

フィリピン

フィリピンはオフショア開発国の人気ランキング第1位の国です。

理由1.公用語が英語である

フィリピンは英語を公用語としています。

国民の大半が英語を日常的に使い、英語によるコミュニケーション能力に優れています。

オフショア開発では、日本と海外といった母国語の異なるコミニケーションがメインとなるため、世界的に通用する英語でのコミュニケーションは重要なポイントになります。

グローバルに展開することが多いIT業界では、英語に堪能なエンジニアが多くいる国(地域)を重宝する傾向が強いです。

理由2.ITエンジニアの新卒者を毎年多く輩出

フィリピンでは、毎年多くのITエンジニアが専門の大学を卒業しています。

その多くはマニラに集まっており、ソフトウェア開発のエンジニアが確保しやすくなっています。

理由3.IT人材単価が安い

フィリピンのITエンジニアの単価相場(人月)です。

日本と比較すると、人件費が安く、開発コストカットが見込めます。

人月単価 ジュニアSE シニアSE PM ブリッジSE
フィリピン 20万円 50万円 60万円 70万円

ベトナム

ベトナムはオフショア開発国として人気ランキング第2位です。

理由1.優秀なITエンジニアが多い

ベトナムでは、IT人材の育成を国策として力を入れています。

具体的には「STEM教育(科学・技術・工学・数学)」の強化」「小学3年生からコンピューター学習を必須科目」「IT学科などの教育機関への支援」があり、これによって毎年5万人ものエンジニアが輩出されているのです。

理由2.親日国である

ベトナムは親日国として知られていて、最近では日本語が話せるITエンジニアも増えてきました。

また勤勉な国民性であることから、日本企業との相性がいいとされています。

理由3.日本人よりも人件費が安い

ベトナムのIT人件費は上昇傾向にありますが、まだ日本よりも安価です。

人月単価 ジュニアSE シニアSE PM ブリッジSE
ベトナム 30万円 50万円 70万円 60万円

インド

インドはフィリピンに続き、オフショア開発国の人気ランキング第3位です。

理由1.英語が公用語である

インドは公用語が英語であるため、英語が堪能なエンジニアが多くいます。

ただし欧米諸国からの委託先として歴史が長く、日本企業と取引がある企業は少ないのが現状です。

理由2.IT技術力が世界トップレベル

インドのIT技術力は世界でもトップクラスだと言われています。

国内人口が多いという点も魅力で、相対的に非常に高いスキルを持ったITエンジニア数が多いというのが特徴です。

大規模なITリソースや、先端技術を用いた開発などの委託先として好まれています。

理由3.人件費は高め

経済発展を遂げているインドでは、人件費が上昇しています。

人件費のコストカットでのメリットはありませんが、高いスキルをもった人材の確保は大きな魅力です。

人月単価 ジュニアSE シニアSE ブリッジSE PM
インド 40万円 55万円 80万円 100万円
参照:「オフショア開発白書2022年版」

中国

かつては日本企業が選ぶ1位であった中国は、人気ランキング第4位です。

これは目覚ましい経済発展を遂げた中国は、コストカットのメリットが得られなくなっているからです。

ただし隣国であるという利点からも、まだ人気は続くとみられています。

理由1.距離が近い

隣国であるというメリットは大きく、時差が少ないことや移動時間が短く済む点は、相対的に見たコスト削減につながります。

また日本語が話せるエンジニアも多く、コミュニケーションがとりやすいのが特徴です。

理由2.ITスキルが高い

中国は人口が多いためIT技術者の層が厚く、高いスキルを持ったエンジニアが多数います。

AI・IoT・ブロックチェーンなどの最新技術に強いエンジニアも多く、こうした開発を行うのは魅力ある委託先です。

理由3.コストカットは難しい

人月単価 ジュニアSE シニアSE ブリッジSE PM
中国 40万円 60万円 90万円 100万円

バングラデシュ

バングラデシュは、日本企業からのオフショア開発国人気ランキングで人気ランキング第5位です。

理由1.IT人材の発展が盛ん

バングラデシュでは、ITを国の成長産業を位置付けていて、国がIT人材育成に力を入れています。

技術的にはまだこれから伸びていく部分が大きいのですが、ベトナムに次ぐオフショア開発国となる可能性を秘めた国です。

理由2.英語が使える人材が多い

英語を教育機関で使用しており、英語が話せる人材が多くいます。

英語でのコミュニケーションがとりやすいため、欧米諸国から人気が高まっているオフショア開発国でもあります。

理由3.人件費がかなり安い

人月単価 プログラマー シニアエンジニア ブリッジSE PM
バングラデシュ 30万円 40万円 70万円 45万円
参照:「オフショア開発白書2022年版」

ミャンマー

ミャンマーはコストカット面で人気のあるオフショア開発国で人気ランキング第6位です。

理由1.親日国である

親日国であるミャンマーは、日本企業との相性がいいとされています。

また日本語教育に力を入れている国で、日本語が話せるエンジニアも多いです。

理由2.リスクを念頭に置く

親日国で、人件費が安いミャンマーですが、政治が不安定であり、インフラ整備もまだ整っていないところがあります。

開発国を選ぶ際は、こうしたリスクを念頭において置くことが大切です。

理由3.コストカット面での魅力が大きい

人月単価 ジュニアSE シニアSE ブリッジSE PM
ミャンマー 25万円 40万円 50万円 65万円

開発の委託先の選び方

ここまで企業が選ぶオフショア開発国の人気ランキングを紹介してきました。

オフショア開発では、委託先の選考がプロジェクト成功のカギを握るとされています。

人気だけで委託先を選び、あとから「失敗だった」とならないよう、オフショア開発の選び方についてポイントを押さえておきましょう。

コスト面で選ぶ

まずはやはりコスト面です。

日本でのIT人材確保の人件費は高騰しており、開発コストの多くが人件費になっています。

人件費の高騰が原因でプロジェクトが頓挫したり、遅れてしまったりすることも多く、IT業界の発展に大きな影を落としているのです。

フィリピンやベトナムでは、日本よりも安価に人材を確保できるメリットがあり、人件費を抑えることで全体のコストカット実現や、ほかの部分へ予算を回すといったことが可能になります。

ただし中国やインドといったオフショア開発国は、人件費が右肩上がりで上昇しており、今や日本国内のIT人材とコスト面ではあまり差がなくなっています。

コストカットを重視とした委託先を探しているのなら、中国やインド以外の東南アジア諸国を選択肢に入れることがポイントです。

開発実績を確認する

オフショア開発の委託先を選ぶときには、開発実績の確認は必ず行うようにします。

オフショア開発の導入を検討する理由として、コストカットを最重要視している企業は多いでしょう。

しかしコスト面ばかりを重視して委託先を選ぶことは失敗につながり、結果として余計にコストがかかってしまうことになりかねません。

その理由の一つが、開発実績の確認不足です。

例えば、オフショア開発国として歴史が長い中国やインドの会社にシステム開発の依頼をするとき、安易に「中国やインドは国として実績があるから大丈夫だろう」と考えるのは危険です。

なぜなら実際に業務を行うのは「企業(人)」であり、「国」ではないからです。

中国やインドは、オフショア開発国としての実績が長く、大規模なプロジェクトや最短技術を活用した案件をこなせる企業も数多く存在しますが、一方で企業として立ち上げたばかりで実績がない会社もあります。

開発実績のない会社に業務を依頼した場合、納期遅れや完成度の低いソフトウェアの納品など、様々なトラブルが出てしまうリスクは高まります。

また開発実績がある会社であっても、委託する業務内容が得意分野でない場合、やはりトラブルの原因となることが考えられるでしょう。

まずは「オフショア開発国をどこにするか」を考え、次に「依頼する会社の開発実績はあるか」についてもきちんと確認することが重要です。

契約形態を考える

オフショア開発の委託をする際、契約形態をどうするのかは決めておく必要があります。

契約形態には「受託開発」「ラボ型開発」があります。

受託開発とは、企業から仕事を受注してシステムやソフトウェアを開発することです。

あらかじめ日本で仕様書を作成し、それに基づいて委託先が開発業務を行い、成果物を納期までに納品することがゴールです。

契約形態が請負契約であるため、仕様書に書かれていることに関しては業務を遂行する責任がありますが、予定に組まれていなかった仕様変更などには追加料金が発生します。

一方、ラボ型開発はオフショア開発の会社内で一定期間「専属チーム」を立ち上げ、その期間内で開発業務を行うことです。

数カ月から1年といった長期期間エンジニアと契約することで、「優秀な人材をキープできる」「仕様変更に柔軟に対応してもらえる」といったメリットがあります。

またラボ型開発契約期間内であれば、いくつかの案件を定期的に発注することも可能です。

受託開発契約のように、プロジェクト終了後即解散といったことがないため、開発のノウハウを蓄積できるといった点も魅力のひとつです。

 

フィリピンオフショア開発ならMabuhayTech

日本ではIT人材の不足が問題となっていて、開発業務自体を海外に委託するオフショア開発に注目が集まっています。

人気がなる開発国としては、フィリピンといった東南アジアがあげられ、優秀なITエンジニアの確保と人件費の削減といったメリットがあります。

中国やインドは技術力が非常に高く、開発国としての実績も長いのですが、国の経済発展により人件費が上昇しており、人件費のコストカットは難しいでしょう。

ただし先端技術を活用した開発や、大規模なプロジェクト振興のためのリソースといった観点からは、中国やインドへの委託は大きなメリットがあります。

委託先を選ぶ際には、「コスト面」だけでなく「開発実績の確認」も重要です。

また単発案件の開発を依頼する「受託開発」か、一定期間の専属チームを発足する「ラボ型開発」、どちらの契約形態を選ぶかも決めておきましょう。

MabuhayTechは、フィリピンに拠点を置きオフショアリングサービスを提供している会社です。

フィリピンには優れたソフトウェアエンジニアがたくさんおり、日本企業から依頼を受け、システム開発を行っています。

MabuhayTechでは日本企業の開発パートナーとして、優秀なフィリピンのIT人材を提供しています。

フィリピンでのオフショア開発を導入することで、日本国内で高騰するソフトウェア開発費のコスト削減が可能です。

またフィリピンに専門チームを作って、一定期間優れたIT人材を確保できる「ラボ型開発」にも対応しています。

企業の目標達成に必要なスキルやサポート体制を明確にし、ニーズにあわせた人材を提供するIT人材派遣を行っています。

オフショア開発を考えている企業、導入するにあたって不安に思っていることがある方は、ぜひ一度MabuhayTechにご相談ください。

 

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